虫歯や歯周病など細菌による感染症をのぞき、お口周りに起こったトラブルに対応するのが口腔外科です。当院は、かかりつけ歯科医として地域に根付いた診療を行っています。お口周りのお困りごとは、まずは当院へご相談ください。当院で対応可能なことは適切に対処し、必要に応じて専門の医療機関をご紹介いたします。

顎が痛い・起床時に顎が重たい
口を開ける時にジャリジャリ・カクカクなど音がする
口を大きく開けられない

これらの症状は、顎関節症の代表的なものです。顎関節症の原因としては、咬み合わせ、顎関節、中枢神経系とのバランスが崩れることから引き起こされるトラブルです。咀嚼する際にもっとも重要な動きをする外側翼突筋（下顎を動かす筋肉）に、「こむら返り」のような引きつりが起こるのです。

顎関節症を放置していると、周辺筋肉へも影響を及ぼし、頭痛・腰痛・肩こり・めまいなどを引き起こします。さらに症状を放置することで、自律神経系にも支障をきたすことがあります。上記のような症状があるなら、口腔外科にも対応する当院へご相談ください。

顎関節症の症状が軽ければ、気づかないうちに自然と治ってしまうケースもまれにあります。しかし、放置しておくと、ほとんどの場合で悪化したり、さらなるトラブルを引き起こしたりします。顎関節症は症状や状態から原因究明を行い、適切な治療法を導き出す必要があります。専門知識を持つ歯科医師が判断いたしますので、顎周辺に異常を感じたら、お早めに当院へご相談ください。

親知らずは「第三大臼歯」もしくは「智歯（ちし）」とも呼ばれ、永久歯の生え替わりの最後に生える歯です。上下左右の顎の一番奥に生えます。その時期は、他の永久歯と比べても遅く、個人差はありますが概ね20歳前後。しかし、現代人には顎の広さ（発達）が足りず、親知らずがまっすぐ生えてくるケースはごく少数なのです。そのため、生えてくるときに、周囲の歯や歯肉へ何らかのトラブルを引き起こしがちで、抜歯することが多くなるのです。

親知らずは、必ずしも抜歯しなくてはならない、というわけではありません。お口の状態に応じて、歯科医師が診断を下します。個別の症例によって判断は分かれますが、おおまかに、次のようなポイントで抜歯の診断をします。

親知らずを抜歯すると、その日のうちは出血があったり、痛んだり腫れたりします。しばらくすると出血は治まり、数日で痛みや腫れ、違和感もなくなります。抜歯後は次の点に気をつけて、歯科医師の指示に従ってお過ごしください。

数日経っても、出血が止まらない、痛みが引かない、腫れが治まらないといった場合は、早めに当院へご相談ください。